2012/11/23 HPブログ【管理者のボヤキ欄 】第４１投目　海外旅行編その１ 久方ぶりの海外編の登場です！　　以前よりスペインかイタリアか南米 （ペルー）に行きたいと思っていました。　　しかし、滞在日が最低で も７日〜１０日は必要です。　計画はしてみるものの、仕事の都合上で 度々、中止に。　やっと今年の夏頃に実行出来そうな状況になり、“例 のおじさんＫ氏”には事前に相談していたので、確認の電話を入れてみ ると、「１０日間も今は家を空けられない」との渋い返事。９３歳の父 親がいるのですが、どうも気にな掛かっているらしい。　　で、他に誰 かと考えてみても、私のブレーンで、一週間以上、休暇を取れる人は他 に見当らないので一人で参加する事でツアー会社に相談する事に。 すると、スペイン・イタリア８日間２７８，０００円を勧められて、安 い！との事で即決定です。　勢い余って、ついでにプレミアムシートを オプション追加してしまいました。　結果、旅費よりもプレミアムシー ト追加料金の方が高なってしまいましたが、ローマまで北半球回りで１ ３時間、そこからバルセロナまで３時間半、これをエコノミー席で行く のは体罰としか言いようが無い。以前にシアトルまでエコノミーで行っ てキツかった思い出がトラウマ化となっておりました。　さぁ当日、早 朝の伯備線で岡山へ。 岡山から新幹線で新大阪へ到着。　新大阪から大きなスーツケース引き ずりながら関空行きのホームへ移動していると、後ろから「関西空港に 行かれますか？」と６０歳過ぎくらいの上品な女性に声を掛けられ、 「ええ、行きますよ！」と私。　　　「すみません！関空に行った事が 無いので同行させて頂いて宜しいでしょうか？」とその女性。「ええっ 　いいですよ！」と私。特急はるかに同じシートにすわるや「私は今回 パリに行きます。関空で集合のツアーです」と聞きもしないのに一方的 に話掛けてきました。その嬉しそうな表情はとても穏やかな上品な顔立 ちで、さぞや若かりし頃はかなりの美女だったと思います。　　　その 女性はご主人と建設会社を経営してたそうですが、数年前にご主人を亡 くし、後を継いだ長男さんも続いて亡くされたとの事。　今は建設業は 廃業し、娘さんと不動産業を営んでおられるとの事を涙ながらに話され ました。　しかし、そこは強し戦後の靴下と日本女性。　　「生前、主 人は傲慢で何かと大変でした。主人には悪いけど今はとても幸せです。 こうして海外旅行や趣味を楽しんでいます。」と、涙顔からとても綺麗 な笑顔に大変化。　そうこう話しているうちに“特急はるか“は終点の 関西空港に到着。　この御婦人を集合場所のフランス航空カウンターの 近くまで案内すると、「ありがとうございました。私の名刺をお渡しま す。」とご婦人。　で、私も名刺を渡し「お気を付けて」と握手でお別 れ。　私は時間がまだ早いので、イタリア航空近くのベンチに腰を掛け て時間潰し。「旦那が死んでからの方が幸せ・・・」との先程の言葉が 気掛かり。　「うちのカミさんも・・・・？」　とブツブツやっている と、後方から「ツアーの参加者の方でしょうか？」と声を掛けられ。 「ええ、そうです！」と私。　笑い顔で「もう、おいでになられました か？受付は１０時からですが・・・」と呆れ顔。　　　続きは次回に！ 2012/10/15 【管理者のボヤキ欄 】第４０投目　東北旅行編その２ こうして”市原悦子もどきガイド“の流暢なお喋りを聞き入っている間 に、日本三景の一つ、松島に到着。　遊覧船に乗るやカモメの群れが船 を追って餌をねだり、観光客が差し出す手元まで飛来しては、その度に 大きな歓声があがる。　松島と云えばリアス式海岸と多島美で有名です が、遊覧コースに恵まれていなかったのか、カメラを向ける事も無く港 に帰って来ました。　再びバスに乗車、土産物店でＫ氏が買ったビール で喉を潤して、名ガイドの名調子をＢＧに２人とも寝入ってしまいまし た。　そして今日の宿、安比高原グランドホテルに到着。このホテル、 冬季用のリゾートホテルとの事で当然スキー場を併設しておりますが、 この時期には無用の長物。　我々”おじさん達“の夕食は街に繰り出し て、名物を肴に地酒で一杯、と考えていたのですが、周辺はホテルとス キー場関連施設以外は見事に何もありません。だったら夕食をオプショ ンにするな！　って言いたい。　ここで腹をたてても仕方が無いので、 夕食はホテル内の焼肉店で食べる事に。　生ビールあおりながら、いつ ものように周辺の客を見渡すと、はす向かいのカップルに目が止まった 私。　私が「窓際のカップル不自然だよな」と云うと、「またお前の変 なウオッチングが始まったな！　どう不自然なんだ？」とＫ氏。　とや り取りしてると、そのカップルの女性と目が合ってしまった私。　やん わりと目線を外しながら、「つまり女は私好み、男は〇〇で苦手なタイ プ。　今夜この二人がベッドを共にすると思えば・・・・！」と私。　 するとＫ氏の「それは不自然じゃなくて、お前の我がままな妄想以外に 何ものでもないよ！」との一言で当方撃沈せり。　見透かされ感で返す 言葉が見つからないのと、くだらない事を口にしてしまったとの嫌悪感 に黙っていると「お前はまだまだオスなんだな！羨ましいよ」とＫ氏。 　ほぼ食べ終わったのとテンションが下がってしまい部屋に帰る事に。 　大浴場で汗を流し、行く所もないし出発が早いのでさっさと寝ること にしました。　　そして翌朝、今日は一気に北上して秋田側から十和田 湖奥入瀬へ。　さらに昼食を済ませると、今度は世界遺産の中尊寺まで 南下。　拝観後、さらにバスを走らせ本日の走行距離６１０ｋｍ、蔵王 プラザホテルに宿泊。　やはり前日同様、冬季スキー客用宿泊施設を利 用。　だから３９８００円・・・・・・納得。　　部屋に入るとＫ氏が 「エアコンはどこだ？」　と探すが暖房用のファンヒーターは有るがエ アコンは何処にも無い。　少し落ち着くと逆に肌寒くなってきた。　　 「そう云えばガイドが、ここは標高１０００ｍで真夏でも夜は２５℃以 上になる事はないと云ってたぞ」と私。　納得して地元温泉組合の露天 風呂へホテルの車で送ってもらう事に。更に翌朝も他の露天風呂に送っ てもらう。さすがにわざわざ車で外湯へ行く価値有り、満悦至極なり。 　そして早朝からの立石寺拝観登山で汗だくになり下山、所変わって蔵 王連山頂上で涼しい昼食。　　その後、東北道を一気に５００ｋｍ南下 して、１９時１５分の最終便に乗る為に羽田へと急ぐ。　しかし、各所 で震災復興工事の為、渋滞に３回も遭遇して、焦る添乗員が空港職員に 搭乗手続きの便宜を携帯電話で要請するが、拒否されたらしく「気が利 かない奴だ！」と独り言。　　　それを聞いていたＫ氏「急がなくても 我々は、もう一晩泊まってもいいよ！」と言うと、　「そうなると宿泊 費や食事代で大赤字です！」と半ばベソ声で添乗員がぼやく。添乗員の 願いが天に通じたか、どうにか羽田にギリギリでセーフ。　そして岡山 空港で解散、何とか平穏無事に真夏の旅の終りです。　　　　　　合掌 2012/09/19 【管理者のボヤキ欄 】第３９投目　東北旅行編 当館の空調工事、内装工事も無事になんとか完了したものですから、一 息ついていたところ、新聞のＨ旅行社の東北旅行２泊３日 39800円の広 告に目が止まった私。　　　「安い !」　早速、Ｈ旅行社に問い会わせ をすると、「原則としてお二人様以上でのご参加商品です。」との無愛 想な返答。　で、翌日に例の“いつもの“おじさんＫ氏に電話。　が、 何度、携帯電話にしても出ないので今日の連絡は諦めて、永らく放置状 態だった畑に行く事に。　して、畑に到着してみると想像はしていたも のの、５０ｃｍ〜８０ｃｍくらいに伸びた草で一面が覆われていて土の 表面はまったく見えない。　”想定外“の状況に作業が手につかず、呆 然と草が生い茂った畑を見ながら、しばらくはイスに腰掛けていつもの ラジオに聞き入っていました。　注釈・・・（いつも畑作業は大音響で ＢＧ代わりにラジオを聞きながら作業を行う）　しかし、今回はさて、 どこから手を出せばよいものかと躊躇していましたが、とりあえず大根 白菜を植える場所から片付ける事とし、草刈り作業の準備をしてると携 帯電話の呼び音。　「電話なんだった？」と例のおじさんＫ氏。　「急 なんだけど来週から東北に行かないか？」と私。　「えっ東北か？　平 泉もコースに入っているのか？」とおじさんＫ氏。　「無論、入ってる よ！」　「じゃ行くよ！」と二つ返事で決定。　で、当日早朝５時に我 が家を出発。　途中でＫ氏を拾って岡山空港へ。集合場所の空港ロビー にはまだ３０分前なのに、もう３０人くらいの中高年で”加齢臭“の発 生源を形成している。　殆んどの参加者が６０歳以上の夫婦連れ、若し くは女性中高年グループ。　　手続きを済ませて機内へ、そして羽田に 到着。　迎えに来たバスに乗って, さぁーこれから２泊３日の走行距離 1600ｋｍの長旅の”始まり 始まり”です。 　それぞれが指定された座 席に座り、車内が落ち着くと気になってる事が。ツアー添乗員の４０代 の男性と他には６０代くらいと思われる女性、それに５０代の運転手。 　と云う事は３日間ガイドするのはこの６０代の女性なのかなぁ・・・ とか思っていると、　　「おいっ　バスガイドはあのおばさんかぁ？　 もしそうだとしたら勘弁してくれよー」っと窓際隣席に陣取ったＫ氏の 落胆した声。　するとＫ氏の声が聞こえたのか、その６０代のおばさん がマイクを持ってこちらに振り向くや「若くなくて申し訳ございません が、３日間、皆様を御案内させて頂く〇〇です。」と皮肉っぽく自己紹 介。　　あぁーやっぱりか・・・　若くてピチピチバスガイドを期待し ていた我々。　しかし、案の定このバスガイド、喋り始めると話題豊富 な事に付け、誠に話運びが上手くて面白い。　　おまけに喋り方と声が 女優の市原悦子そっくりである事にビックリ。　自分でもかなり意識し ているようで、さかんに「家政婦は見た」を話しの要所に織り込む。　 東北自動車道を１００ｋｍ以上で北へと疾走するバスの車外の美しい景 色よりも、この”おばさんガイド“の演出する流暢なお喋りに翻弄され ているうちに福島県内へ。　　　　ここで被災者の方々に心より深く合 唱です。　　　　　続きは次回に乞うご期待！　　　　 2012/08/29 【管理者のボヤキ欄 】第３８投目　身内編 久方の投稿です！　昨年末より６月１６日までの半年掛かりの空調シス テム更新工事と各階廊下の改装。　あわせて旧空調機撤去に伴なう内装 工事と、無い袖をはたいての当館開業以来の大工事を挙行致しました。 　　よって、忙しくてブログ投稿は出来なかった事を深くお詫び申し上 げます。　すべてを業者に依頼するのではなく、我々で出来る事は少し でもやって予算を浮かせようと、老骨にムチ打って一人奮闘しました！ それでも数千万円も掛かります。　しかし、今度の空調システムの導入 により、年間の冷暖房費のランニングコストが７０％ダウンが可能にな る事と、毎年、私達を悩ませていた冷暖房の切り替えタイミングを考え なくてもよくなり、特に中間期（４月〜６月、９月〜１１月）に、何時 でもお客様が冷暖房を選択出来る事が最大の導入要因です。　季節の中 間期特有の日中は暑いから冷房を、夜は寒いから暖房。と、タイムリー に宿泊客のニーズに対応出来なかった旧システム。　特に冷凍機（セン トラル方式）は大型で大飯喰いの上、騒音と振動で宿泊者からのクレー ムの根源でもありました。　　でも、３２年間ずーっとほぼ無故障で働 いてくれました。　本当に感謝、感謝です。　　今度の新しい空調機は 親機不要のヒートポンプ方式（個別空調システム）。　フィルターの清 掃は自動でやってくれ、その上、臭気や花粉ウイルスも除去してくれる 優れもの。　　とかく、技術の日進月歩には驚くばかりです。（一般的 見識）　後はランニングコスト（電気代）の結果が試算とおりとなり、 ５年間で借金が返済できれば全てよし！！　といった具合ですが、計画 とおりに借金返済が出来なければ・・・・と、考えると　くわばら　く わばら　も何故か小声気味です。　　　　　　　　　　　　　合　唱 （次回は鎌倉か東北旅行の報告をいたします） 2012/01/17 【管理者のボヤキ欄 】第３５投目 京橋駅での献血が終わると、時間的には中途半端だし、特に行きたい場 所もないので徒歩でゆっくりとホテル　モントレラスール大阪に向かう ことに。　この長い名前のホテル、温泉が有ると云うので、ゆっくり出 来るだろうと思って予約いたしましたが、ここにも私が苦手とする某国 団体の群れがすでにたむろしており、不運にもＥＶホールで遭遇。　そ の後も各所で遭遇する羽目に。　とにかく場所を問わず うるさい！　 そこで夕食は館内レストランではなく、奮発してスパ入り口にあった最 上階の高級スパラウンジで。　　照明を極度に抑えた夜景優先席に案内 されて豪華なソファに腰掛けていると、どうやら前の席はカップルらし く、目の前の綺麗な夜景などにはめもくれず、私の席からは後頭部の上 部が見える程度で盛んに話し込んでいる様子。食事を注文して、温泉で 乾いた喉を生ビールで潤していると、　私が後ろに居る事などお構いな しに、昨夜の情事の内容を反省会風に、事こまめに話している。 「お前が〇〇を・・・するから〇〇〇が痛い」とか「〇〇〇・・はどう だった？」とか、決して嫌いではない卑猥な俗語が次々と耳に入ってく る。　すると私の注文した食事を持参した「お待たせいたしました。」 とのウエイターの声に驚いたのか、一つに寄り添っていた頭が慌てて二 つに分かれてこちらを向く。　照明が暗くて自信は無いが、男性は５０ 代でインテリ型、女性は３０代で水商売風で決して美形（私好み）では ない。すると申し合わせたように二人同時に立ち上がって他の席にさっ さと移動してしまいました。　もう少し、このカップルの情事話しの先 が聞きたかったのですが、ここに至ってthe endです。 翌朝は少しばか り寝過ごした為、朝食抜きで慌てて京橋駅に向かい、駅構内で簡単に朝 食（何を食べたか不明）を済ませて快速で３年振りの京都に到着。　前 回に京都を訪れたのは、長女が結婚する際、相手方のご両親と東山の料 亭で顔合わせをした以来である。早速、地下鉄で京都御所に向かうが、 降車した駅付近の歩道は、まともに前向きに歩けない程の人、人、人で ある。前日の奈良国立博物館と同様、私と同世代の人達が加齢臭ととも に群と成して延々と宜秋門へと続く。　今回の御所の一般公開は平成天 皇即位２０周年記念と相成ってのこの群衆である。　この京都御所の建 物群は歴史的には年月が浅く、平安朝時代の建物は殆どが消失して安政 （江戸末期）に建てられたものです。時代的には財政困窮期にあり、王 宮としては優美さに欠けている。　「にわか造り」的な要素が随所に見 られ、あまり期待はしていなかったものの、やはり私の興味を惹く事は ありませんでした。　落胆した気を取り直して地下鉄にて東山で下車。 　そこから歩いて１５分程度の知恩院へと向かう。　法然上人が開いた とされる浄土宗の総本山で、徳川家の擁護を受けて、今年は法然上人没 ８００年の法要の年にあたる。　よって平日にも関わらず多くの参拝者 で賑わっていた。　この御影堂の軒先天井裏には日光東照宮の建立にも 関わったとされる「左　甚五郎」が置き忘れたとされる唐傘が今も残さ れている。　　　眉唾ものではあるが、よく目を凝らして見ると実際に 唐傘は有った。　そして八坂神社から建仁時と廻り、川原町の小路地を 散策した後、夕刻の阪急線の梅田行きにて帰途につく。　　　梅田駅か ら更に最終便の高速バスに乗り継いで新見へと帰ってきました。 何か物足りない小旅行でした。（原因・・・・？？） 合　掌　　 【管理者のボヤキ欄 】第３６投目「美人は？」編 ここ数年、私も師走の寒さが、より骨身に負担と感じる年令となりまし た。　しかし、還暦を前にしても、まだまだ男でありたいと願うのは私 を含め、世の男性の切なる願いであろうかと思います。　青年期のよう な“オス”としての肉体的な本能の退化は逃れられない事実としても、 やや期を逸してはいるものの、女性を見る目だけは熟練の域に達しつつ あります。　と、前ふりはこれくらいにして本題であります。　当館の 客室用消臭剤（Ｐ社製）の見直しを検討しておりましたところ、ある国 内洗剤メーカートップのＫ社のＨＰに目が止まり、このＫ社の消臭剤に ついてメールで質問したところ 後日,お隣の県の営業所から返答の電話 が掛かってきました。　「お問い合わせの件で当地に出向いて、ご説明 にあがらせていただきます」との返答。特にアポの確認はしていなかっ たのですが、一ヶ月くらい経過しても何の連絡も無いので、「なんて売 る気の無い会社なんだ！」とブツブツその営業所に電話。　「この間、 連絡を頂いた〇〇ホテルの〇〇です。　こちらに来られるとの事でした が、一ヶ月も経つのに何の連絡も無いのですが」と攻撃的な口調で私。 　「申し訳ございません。係りの者に連絡させます」と応対の女性。　 「じゃぁ連絡を待ってますよ」と、憮然と私。　しばらくすると担当の 50歳？くらいの声の主の女性から電話があり、「申し訳ございません。 見本等を持参してお伺いさせていただきます」との返答。　「はい、わ かりました宜しくお願いします」と相変わらず無愛想に私。　　して、 打ち合わせ当日。　当館の５階で作業していると職員から「社長！　Ｋ 社の方が来られています」と携帯電話。　　時計を見ながら、まだ１５ 分前なのに・・・とブツブツ思いながら「１０時の打ち合わせだから私 の部屋で待ってて貰いなさい！」と忙しそうに私。　して、作業はまだ 途中でしたが、予定時刻になったので、私の部屋の３階までヨタヨタと 降りて行く事に。　　「すみません！ お待たせしました」と “お前の 来るのが早すぎるのよ！”と言わんばかりの皮肉めいて私。　で、その 女性と視線が合うや「Ｋ社の〇〇でございます。この度はありがとうご ざいます」と名刺を差し出しながらその女性。あっ、あの“５０歳声” の女性だ！　　でも、どう見ても容姿は３０代の女性。それもキリッと 整った顔立ちをしていて、私好みのストライクゾーンど真ん中である。 　このギャップに驚くとともに私の態度が一変する。　こんな美人なら １５分も待たせず、すっ飛んで駆け降りたのに・・・・。　そうなんで す！　男たる者すべて、美しき女性には必然と取り込まれてしまうので す。（個人的見識）　　普段なら許せない事も安易にも黙認いたし、小 心者もこの時ばかりは“器”の大きな男へと大変身を遂げるのです。 （これも個人的見識）　　「失礼だけどもっと年配の人かと思っていま した。でも美しい人は大歓迎です！」と露骨に私のご返答。　　して、 ほぼ商品説明も終わり、帰り際に「今度はお昼前においでください。 　是非、お昼でもご一緒に！　新見には美味しい名物の〇〇ラーメンが あります。」と己も呆れるほどの豹変ぶりで強引なお誘い。　　　えっ 本題は？　はいっ！ もちろん織り込み済みの商談成立.であります。 　Ｐ社製の在庫が無くなり次第、Ｋ社製品にへと即刻、鞍替えでありま す。　　その後、美人営業社員との昼食を心待ちに、ため息とともに北 の空を見上げる稚拙な初老の姿がありましたとさ・・・・。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌・・？ (第３６投目は第３５投目より先にアップされました。[2011/12/09]） 2012/01/27 【管理者のボヤキ欄 】第３７投目　良き時代 編 小雪チラつく早朝。　雑用と同窓会の打合せを兼ねて、米子市へ８時９ 分発の電車で４年振りの友人に会いに出掛けて来ました。　雪煙を舞い 上げて走る車窓に映る美しい雪景は、朽果てた廃屋と共にモノトーンと 化し、何故か幼少期にタイムスリップ。　　朝鮮動乱の軍需に始まった 高度成長期の日本。　３３年に世界一の高さを誇る東京タワーの完成、 ３９年 東京オリンピック開催、　４８年 大阪万国博覧会開催と、戦後 混乱期から経済発展を軸として世界の先進国へと這い上がってきた。 　この準団塊世代を生きて来た私には、この車窓の朽ち果てた今の景観 が、今日の困窮した日本の姿と重なって閉塞的に映る。　そうこうして る間に特急やくもは積雪の影響もあって、８分遅れで米子駅に到着。　 　友人はすでに待ち合わせ場所であるホテルのロビーで、コヒーを飲み ながら新聞に目をやっていた。　「早いね！」の私の掛け声にこちらを 振り向くと「やぁー久し振り！　４年振りだよな！　元気してたか？」 と屈託のない笑顔で応答。　　　この友人とは学生時代はそんなに親し い間柄ではなかったのですが、前回に私が幹事をした事もあって、その 時の資料提供を求められた事に始まった交友関係です。電話やメール、 賀状等で近況報告でのやり取りは有ったものの、顔を合わす事無く今日 に至り、今回の４年振りの再会となりました。　４年の空白を埋める如 く、一方的に捲り立てる友人に相槌を打つのが精一杯の私。 　「おいっ〇〇さん、もっとゆっくり喋れよ！」と私。　「すまん！ １１時半の電車で会社に帰らなくてはいけなくなったんだ！」と友人。 　「それを早く言えよ！　久し振りだから昼食を一緒にと、あえて電車 で来たのに・・　」と私。　　で、時間ギリギリまで話した後、「すま んな！　また連絡する」とバタバタとコートを羽織るや、さっさと帰っ て行きました。　で、一人とり残された私はアルコール抜きの味気ない 昼食を済ませた後、友人が残した地元新聞に目をとおしていると、以前 より観たいと思ってた映画、３Ｄ版 "ALWAYS三丁目の夕日”が、SATY東 宝で上映している事が判り、時間潰しに早速行って観る事にいたしまし た。　道中、雪道に足をとられながら劇場へと急ぐ。　すでに次回の放 映予告が始まっていたが、何とかセーフ。　　この映画はシリーズ作品 となっていますが、１作目でハマッテしまい、　　３作目を心待ちにし ておりました。　昭和２８年生まれの私にとっては、幼年期の自前を誇 張して演出しているような内容に引き込まれ、涙あり、笑いあり、お情 け有り、懐かしさ有りの４本立てで、これでもか！的に迫る映画は他に 無かったように思います。　　３Ｄ効果で東京タワーの先端が目の前ま で迫ったり、菊池医師が鈴木オートの社長に殴られて転がりながら迫っ て来たりと、釘付けの展開に終始。　またもや鼻汁を垂らして走り廻っ ていた幼年期を思い出してしまいました。　あの頃は本当に良い時代で した・・・・。　　　誹謗に終始し、希薄になった人間関係を打算的に 演出する現代人。　　こうした非望化しつつある今の日本の現状を準団 塊世代の我々は危惧してやまない。　　 　　残念ながら平成期の乱世 です！・・・・。 　　　　　　 合　掌